武蔵殿御消息

〔C3・正元元年・武蔵公御房〕/摂論三巻は給はり候へども、釈論等の各疏候はざるあひだ事ゆかず候。をなじくは給はり候ひてみあわす(見合)べく候。見参の事いつにてか候べき。仰せをかほり候はん。八講はいつにて候やらん。/七月十七日日蓮花押/武蔵殿御房