日月之事

〔C0・建治元年〕/誓耶后摩利史天女/大日天乗輅車/毘誓耶后九曜/七曜/二十八宿/大月天乗鵞/十二宮/金光明経に云く「日の天子及以(および)月天、是の経典を聞き精気充実す」。最勝王経に云く「日出でて光を放ち無垢炎清浄なり。此の経王の力に由りて流暉四天に繞る」。仁王経に云く「日月度を失ふ」等。大集経に云く「日月、明を現ぜず。四方皆亢旱す。是の如き不善業の悪王・悪比丘、我が正法を毀壊す」。仁王経に云く「非法非律にして比丘を繋縛すること獄囚の法の如くす」。法華経に云く「色力及び智恵、此等皆減少す」。華厳経に云く「段食・法食・喜食・禅悦食」。大集経に云く「三力は一切衆生力・法力・自身功徳力」。/戒光清浄なり/日光定光定なり/恵光なり人天三学小乗三学/大乗三学権大乗三学/実大乗三学純円三学/法身光・般若光・解脱光/┌〈此の天は初地、或は義は十回向なり〉/十信・十住・十行・十回向・十地・等・妙/初地三惑断/初住三惑断/┌─〈北辰〉/梵帝釈日月四天等/└─〈衆星〉/一切の四天下の衆生の眼目/┌───┤/肉眼衣食/天眼寿命/恵眼/法眼/仏眼/有に非ず、地を離るるが故に。空に非ず、有を照らすが故に。辺に非ず、中に処するが故に。而も空なり、空に処するが故に。而も有なり、有を養ふが故に。来たらず、北に至るが故に。而も来たる、南より来たるが故に。一ならず、四州を照らすが故に。異ならず、一日なるが故に。断ならず、常なるが故に。常ならず、一処に住せざるが故に。記の三に云く「部は方等と雖も義は円極なる故に。故に今これを引く」。