小蒙古御書

〔C6・弘安四年六月一六日・人々(門下)〕/小蒙古の人大日本国に寄せ来たるの事。我が門弟並びに檀那等の中に、若しは他人に向かひ、将又自ら言語に及ぶべからず。若し此の旨に違背せば門弟を離すべき等の由、存知せる所なり。此の旨を以て人々に示すべく候なり。/弘安四年〈太歳辛巳〉六月十六日花押/人々御中。